今回ご紹介する、ロボパラで製作した動物ロボットは!?
コモドオオトカゲ・ロボット!
待ちに待った”Spy in the Wild2”の公開が始まったので、ロボットの写真も解禁です。
実は2020年1月からBBCにて放映されてます。
ウェブサイトの更新をサボってました・・・。
だいぶ時間が空いちゃってますが、仕事してなかったわけじゃないですよ。
世の中はコロナ渦で大変でしたが、私は次のシリーズ用の製作に追われてロボット渦でした。
Youtubeに紹介動画が上がってるので、まずはこちらをどうぞ。
動画の終盤に出てくるロボットイノシシは、
以前アフリカでの取材用に作ったイボイノシシに、
ペッカリーという種類のイノシシの毛皮を着せたものです。
毛皮は、VANIMAさんに製作していただきました。
お気に入りだったのですが、今回の取材を最後に、天国へ旅立ちました。
ロボットイノシシが出演しているBBC One Spy in the Wild が放送開始! | RoboPara
インドネシアの奥地にある孤島での撮影。
寝室付きの小舟に乗って、バリ島から1日かけて移動。
毎朝6時に起きて、機材を抱え3時間の山登り。
道中トカゲを見つけては、機材を広げ撮影!
頂上で30分ほど休憩したら、3時間かけて降る・・・。
道中トカゲを見つけては、機材を広げ撮影!
その日の撮影が終わり、宿というなの小舟に帰ると、
ロボットの修理が待っています。
これを10日間!!!
いつも通りの、過酷な旅でした。
家に着いて体重計に乗ったら、マイナス10kg!
使用したサーボモーターはダイナミクセル!
MX28〜MX64だったかな。
もともとは北ヨーロッパの大学院生が作ったワニロボットだったんですが、
今回の取材のために、改造しました。
サーボはもともと使われていたものを流用。
(お客さんからの要望です)
足の付け根部分にバネを仕込んで、
本物から攻撃された時に、サーボに負荷がかかりすぎないようにしています。
この機構がなければ、間違いなく高級サーボがいくつか死んでました。
コモドドラゴン恐るべし。
メインCPUはArduinoMegaです。
FrSkyの送信機からの信号を元に、
あらかじめ書き込んである、歩行などのアニメーションを再生してます。
アニメーションの作成は自作ソフトから行いました。
(ロボティスさんのソフトはちょっと使いづらいんですよ)
首や頭の動きはのサーボは、受信機に直接繋いで、
送信機のアナログスティックで操作できるようにしてます。
予想はしていましたが、
灼熱地獄の中サーボモーターが熱くなりすぎて、すぐ止まってました(汗
次作るなら、放熱性のいい日本メーカーさんのサーボを使って、
外装をハードにしてファンで冷却かな・・・。
何はともあれ、生きて帰れてよかった。
コモドオオトカゲ、めちゃくちゃ怖かったです。
最初見たときは、まじで恐竜!?にしか見えなかった。
噂によると、週に1人2人は噛まれて病院送りになるらしい…。