母グマに睨まれ凍りつく子グマロボット、絶体絶命シャケロボットの運命は!?

ロボパラで製作した動物ロボット、こぐまロボットシャケロボットの動画がYoutubeで公開されてます!

 

動画中の45秒頃、こぐまロボットが坂を転がり落ちてますが…、

故障覚悟で無理やりやったわけではなく、

しっかりスプリング機構を設けて対策していました。

この転げ落ちカットを4・5回撮影し直しましたが、

鼻先のサーボが故障したのみで、

首や腕、足のサーボやフレームにはダメージはありませんでした!

 

もともとパンダを想定して作っていたので…、

前転ができるように作ってました。

上野動物園のパンダ、よく回ってますよね!?

あれをやりたかったんです。

残念ながら、中国政府の許可が降りなくて、パンダの取材には行けませんでした。

残念!

 

シャケロボットの動画はここ、

 

こぐまロボットの紹介動画もありますよ!

 

 

 

舞台は遥か北の大地!

 

クレーン付きの巨大な船が今回の撮影基地。

機関室にはジャイロ装置がついてて、高波の中でもまったく揺れない!

(普段船酔いしない私は、ジャイロ装置に補正された変な揺れ方するせいで酔った)

一階に船室が5部屋、一部屋に4つベットがあるので、20人は寝れる。

もちろんシャワールームも完備!

船って足で操縦するんですね。知りませんでしたw

 

2階は、操縦室とキッチン、リビング、船員用の船室。

地下には大きなエンジンルームがあり、見たことない機械類がゴロゴロしていた。

船の後ろのデッキにはクレーンとともに20フィート弱のゴムボート。

実はこの船、キャプテンのハンドメイド!?

キャプテンはこの辺りでは有名な造船師らしい。

 

この船で、1日半かけて目的地まで移動しました!

夜な夜なトイレに起きて、外を見てびっくり。

5メートルはありそうな高波の中を、平然と進んでました。

ジャイロ装置すげー。

 

もちろん私の仕事場もちゃんとあります!

子グマサイズのロボットとはいえども、まぁまぁ大きいので、

輸送の際は分解して梱包していました。

揺れの中での組立作業、船酔いが・・・。

 

 

 

今回も大活躍してくれるであろう、鷲ドローン。

大人4人がかりで離陸の準備。

暇だったんですね。

潮が高ければゴムボートで岸まで行けるし、低ければ干潟を歩いて行けます。

潮の高さが中途半端な時間帯だと、身動き取れないので・・・。

 

あぁ〜。

シャケロボットが無残な姿になってますね。

犯人は誰かな?

これは撮影初日の出来事、まだまだ撮影は続きます。

シャケロボットにはまだリタイアしてもらうわけにはいけません。

直します!!!

 

食いちぎられバラバラになった皮を回収し、

足りないところはウレタンフォームを継ぎ足し接着しピンどめ。

表面には色付けしたシリコンを塗り、微細な隙間や傷を隠します。

ウレタンフォームとシリコンで作った外装は、修理しやすいのがいいですね。

サーボも交換して、シャケロボット復活です!

 

こぐまロボット、いざ出陣です!

移動中のトラブルでロボットが壊れることが多いので、

特大アルミケースに入れて現場まで運びました。

 

写真の真ん中上に写っている人がレンジャーです。

撮影中に、クルーが熊に襲われないように、

周りを警戒してくれています。

警戒してくれてますよね!?

毎度のことですが、今回もここには書けない事件が起こるわけですが、

詳しく知りたい方は、どうぞ私のオフィスにお越しください。

 

あぁ〜。

シャケロボットが、焼き鮭になってますね。

船の周りを泳がせていたら、突然通信が悪くなり、煙がモクモク。

サーボが焼けて、中でショートしてます。

防水処理に使ったオイルが焼けて、嗅いだことのない悪そうな匂いがしてましたw

もちろん修理して、このあとも大活躍しましたよ。

 

左足の先っぽが見当たりません。

何が起こったのでしょうか?

 

人それぞれ性格が違うように、動物にもそれぞれ性格があります。

よく現場に遊びに来てくれる、こぐま3兄弟がいたのですが、

そのうちの一匹が、悪ガキで・・・。

うちのこぐまをイジメるんです。

 

こぐまロボット、シャケロボットともに大活躍!

10日間に及んだ撮影も無事終わり、大自然に別れを告げ、

また長い船旅です。

 

今回も、ここには書けないようなことがいろいろありました。

こぐまロボットもシャケロボットも、私も!?

みんな無事に生きて帰ってこれて、何よりです。

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