ロボパラで受注製作した動物ロボット、北の大地で大暴れ、子熊ロボットのご紹介です!
座った時の高さが約60センチ、重さ役5キロ、自由度がなんと33箇所!今まで制作した動物ロボットの中で最も動作箇所が多いです。
制作期間は3ヶ月ぐらいだったでしょうか。
口や頭は3DプリンターでPolyFlexフィラメントを使い出力。
PolyFlexは柔らかいが伸縮が少ないのでFDM方式のプリンターでも失敗しません。他にもいくつか軟性フィラメントを試しましたが、他のが失敗率70%ぐらいでPolyFlexだと5%ぐらいの感覚です。
ただ伸縮性がほとんどないので、ゴムやシリコン部品の代わりにはならないので仕様用途は限られます。
鼻の部分は発泡ウレタンソフトF-2を使いました。
この発泡ウレタン、購入時期や保管場所に注意が必要です!!!
去年の年末に購入した発泡ウレタンが新品のままあったので、使おうと思い開けてみると…。なんと!無色透明のはずの液体が白濁してます!!!
メーカーに聞いてみると、温度が急激に下がると凝固することがあるとのこと。私の場合だと、倉庫で保管されていたものが冬場の輸送中に気温が急激に下がり凝固したのでしょう。
購入から何ヶ月も経っているので、購入先に返品するわけにもいかないので対処法を聞いてみると、〇〇度のお湯に〇〇分湯煎すると無色透明に戻るとのこと(正確な条件は覚えてないのでメーカーに聞いてみてください)。
これが苦労の始まりでした…。
なんどやっても無色透明になりません。
ほぼほぼ無色透明になった段階で肩に流して試してみましたが、硬化不良。
結局、メーカーさんに新しいのを送ってもらいました。
冬場に発泡ウレタンソフトF-2を購入するのはお勧めしません!
この動画は違うロボットのものですが、同じようにスプリングで衝撃を吸収する機構が、頭や首回り、肩、足の付け根などの関節に入れてあります。このぐらいの大きさ、重量のロボットになるとこれがないと転倒時にサーボやメカに大きな負荷がかかり壊れてしまいます。
毛皮を貼り付け終わり、塗装の前の状態です。
だいぶ子熊っぽくなってきたかな。狼にも見えますねw
このあとほっぺたを少し分厚くしたらもっとクマっぽくなりました。
今年の7月にこの子を連れて北の大地での取材に同行してきました。
2週間の過酷な旅でしたが、取材は大成功!
映像は2019年12月末に放送開始なので、その頃また続編をアップしますね。